from constant domain model to hyperdoctrinal model
後でやろうと思っていた hyperdoctrinal model による Kripke model の再構成をやってみました。少しは理解が進んだと思いたい。
元になる意味論
constant domain model が与えられたとき、 が定義される。ここで
- W は集合、R はその上の関係
- D は集合
- I は各述語変数 P に を割り当てる (n は P の arity)
- . (Var は個体変数の集合)
w を隠す
このように定義された関係から、次のような集合を定義する:
.
そうすると
であると考えることができる。このとき、 とおいて とみなすと、意味論の定義から W, R を消すことができる。
そのようにして意味論を再定義すると、与えられた から が定義されることになる。ここで A は任意の BAO となり、先の定義はその特別な場合 (complex algebra) とみなせる。
g を隠す
さらに抽象化を推し進めてみる。さきほどの を g の関数だと考える。そうすると
である。
いま と定義すると は hyperdoctrine であり、論理式の interpretant は である。実際には assignment のうち使われるのは有限個 (解釈しようとする論理式の自由変数の個数) だけなので、そのあたりを調整すると hyperdoctrinal model として定式化できる。