位相空間における L-strength
位相空間の開核演算子に関するある等式と,L-strength と呼ばれる S4 の定理のお話。どちらも前から知っていたことですが,今日初めてこの二つの間に関係があることに気がつきました。
位相空間で成り立つある等式
適当な位相空間を固定して,F をその閉集合,X を任意の部分集合,int を開核演算子としたとき
が成立します。あんまり自明じゃないかもしれませんが地道にやれば証明できるでしょう。
L-strength
様相論理 S4 では,L-strength と呼ばれる論理式
が成り立ちます。古典でも直観主義でも。たぶんもっと弱い部分構造論理に様相を入れても成り立つんじゃないでしょうか。作り方によるかもしれませんが。
証明は,Kripke semantics を考えるとわりと簡単。証明論的にやるなら
が K で成立することを使います。